相続登記を行う上での難易度は、相続人の人数で決まると僕は思います。
相続する財産が複数ある場合も難易度は当然上がるのだけれど、それ以上に相続人の数だと思います。
理由は、相続人全員の同意が取れないと相続手続きが取れないからです。
相続人の中でも世代が変わって叔父と叔母や配偶者の兄弟なんかも相続人となる場合(数次相続)があるが、普段から連絡を取り合う仲や話がまとまっているのであれば問題はないが、ここまでくるとどこに住んでいるのかさえ分からないということもあります。
中には、海外に居住しているケースも。
こういったケースであっても司法書士が1つずつ進めていくことで最終的に相続手続きを完了させることも可能になります。(紛争性が出てしまうと弁護士に引き継ぐケースもある)
改めてにはなるが、相続が発生した場合は速やかに相続手続きに入ることでその後の相続人の発生を防ぐことをお勧めします。
また、現段階で相続発生後、紛争が予期される場合は、遺言書作成をお勧めします。
相続に関するご相談は、当社までお気軽にご連絡下さい。
令和5年5月26日 司法書士 梶原 司