寒さ厳しい中いかがお過ごしでしょうか?
今回は「共有不動産」について考えてみたいと思います。
「1つの不動産を子供たち全員で相続する。」
「税金対策で毎年、子供たちに暦年贈与の範囲内で持分移転する。」
このような動機で名義変更をすることが多いと思いますが、共有名義の不動産を相当数見受けします。
果たして、良い事なのか?これは個別具体的な判断にはなると思いますが、必ずしも良い事だとは思いません。
何故なら、共有者の内一人でも売却等の処分行為に反対すれば資産価値が大きく下がるからです。
(持分だけの売却も理論上可能ですが、基本的にそれを買いたい人はいないと思います。)
又、共有者に相続が発生した場合に、相続人間の合意が難しくなります。
税金対策や家族間の諸事情にもよりますが、このようなリスクも考えたうえ不動産名義変更を行っていただきたいと思います。
当事務所では税理士さん等とも相談しながらそのようなリスクも併せてご説明させていただいております。
お困りの際はお気軽にご相談ください。
2024.2