司法書士のご紹介、AI化の流れについて


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はじめまして。

司法書士の小野祥平です。

令和5年度司法書士試験に合格し、令和5年12月7日付で司法書士として登録されました。

平成3年10月生まれの北九州市育ちです。

今回は、平成生まれの私の目線で、現代の司法書士を取り巻く環境について少しだけ言及しようと思います。

 


 

司法書士の業界もオンライン化・AI化の波が押し寄せています。

司法書士の業務は、よくAIによって無くなると言われていますが、司法書士の業務の根幹はAIによっては行うことはできません。

 

例えば、不動産取引を例に挙げると、

ほとんどの売買契約には、売買代金全額を支払ったタイミングで売主から買主に不動産の所有権が移動する「所有権移転時期の特約」がついています。

お金が入らないと土地を手放したくない売主・お金を払ったら確実に不動産の名義を取得したい買主・不動産に担保設定が確実に行われる保証がないと融資をしたくない金融機関…等、当事者の利害の調整・意思確認を行い、取引の安全を担保し、登記簿に公示するのが、司法書士の重要な役割です。

 

その他にも、高齢化が進む現代において、成年後見業務、家族信託、遺産承継、事業承継の需要が増えており、司法書士が関係機関へ連絡を取ったり、被後見人本人へ面談したり、様々な場面で司法書士が関与することで、財産の保全・マネーロンダリング等の犯罪の抑止を行っています。

 

司法書士制度の成り立ちを考えると、「手続き代行業務」というイメージがある方もおられるかもしれませんが、前述した通り、司法書士の業務はAIに取って代わることができない部分が沢山あるのです。

もちろん、業務の効率化を図る上ではAIを活用することが必要となるため、積極的に取り入れていく努力をしていかなければなりません。

 


 

最後になりますが、司法書士の合格者・資格者の平均年齢が40代を超える中、平成生まれの世代だからこそ感じることのできる目線で業務を行うことができればと考えています。

お困り事があれば、いつでも弊社にご連絡ください。

 

令和5年12月

司法書士 小野祥平

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